2011年07月29日

『ワールド・カフェをやろう!』

ワールド・カフェに関する本『ワールド・カフェをやろう!~会話がつながり、世界がつながる』(香取一昭・大川恒共著、日本経済新聞社)を読んでいます。

ワールドカフェに関する本としては、ワールドカフェの創始者、アニータ・ブラウンとデビッド・アイザックスの著作『ワールド・カフェ~カフェ的会話が未来を創る』が有名ですが、この本は日本人の著者がワールドカフェについて書いたもので大変分かりやすいです。

序章で著者は私たちを取り巻く社会の変化を
 ①コントロールからコラボレーションへ
 ②相互依存関係の複雑化
 ③「教える」から「学ぶ」へ
 ④指示命令からダイアローグへ
と分析しています。
たしかに、人と組織の関係性のあり方がここ何年かで大きく変わっています。

ワールドカフェについては「結論が出なくてあまり意味が感じられない」という意見がある一方で、「自由で対等な場から生まれる会話から集合知を導き出すことができる」という意見まで、解釈もいろいろです。

何回かワールドカフェを経験して思うのは、当然のことですが、ワールドカフェはツールの一つで、目的ではないということ。
このツールを使って、何をしたいのか、何を導き出したいのかが大事ということです。

対話の方法論について、もっと考えてみたいと思いますface01

『ワールド・カフェをやろう!』



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    Posted by surlie  at 22:59 │Comments(0)

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