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Posted by たまりば運営事務局  at 

2011年09月12日

むさしのスカーレット・トークサロン

9月10日(土)、むさしのスカーレットという団体の主催する講演会、「むさしのスカーレット・トークサロン」に参加し、カウンセラーの信田さよ子さんのお話を聞いてきた。

信田さよ子さんは原宿カウンセリングセンター所長で、主としてDVや虐待問題を中心に活動しておられる方。
著書も多数出されていて、上野千鶴子さんとの対談『結婚帝国・女の岐かれ道』、『母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き』など話題になった超有名なカウンセラー。

今回、信田さんは「震災と女性」というテーマで、東日本大震災の影響を心理的な側面から分析・解説してくださった。

信田さんによると、震災のあと「家族の絆が深まった」「地域コミュニティの大切さが再認識された」などと言われたが、実態は真逆なことも多々起きていて、家族関係への影響は大きく、離婚やDVが増大する兆しが見えるらしい。
特に、非常時は「男性は男性らしく、女性は女性らしく」というジェンダー規範が強化される危険性も大きいとのこと。
たしかに、秩序が失われた時に、人々はより古い秩序を持ち出してくるとも考えられる。
災害が起こると、まず弱いものにしわ寄せが行くことは想像に難くない。
災害の視点から、女性問題を見てみることが本当に大事だと思った。

主催した「むさしのスカーレット」とは、20年以上前から活動しておられる女性団体。アジアの女性たちの支援を主にされてきたという。
素晴らしいネットワークに感動した。  


  • Posted by surlie  at 20:23Comments(0)男女共同参画